テキストはどれがいいか | 独学にノートは必要か | 問題集について(択一式) |
問題集について(選択式) | テキスト、問題集を購入したら | その他補助的なもの |
録音してみる | 横断学習本について |
初学者には
ユーキャンの「社労士速習レッスン」
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がお勧めかもしれません。見やすいカラーですし、ポイントなども初学者にわかりやすい書かれ方で充実しています。初学者には膨大な範囲に戸惑いますので重要度と頻出度も載っているのは傾向を掴む意味でもありがたいことです。結局はそういう分け方関係なく全部目を通すことにはなるのですが(選択式足切りの恐怖のため)。
ただ複数のテキストではなく一つに絞るという意味ではユーキャンは少し物足りないかも知れません。1週目は確かに初学者向けで分かりやすいのですが、2週目、3週目と理解してより深いところをと言う面では物足りない気がします。
うかるぞはその分最初は難解ですが理解できるレベルになれば非常に知識の上昇にマッチングしたテキストになりますのでどちらかと言うなら最初苦しくても我慢してうかるぞかなとか思ったり。
他のメジャーどころで真島と言う方のテキストもありましたが2009年度版は購入時点で初版は誤植が多いと言う問題がありましたのでパス。ただ第二版では修正されていましたし、例年であれば当然選択肢に入るであろう人気のテキストなのでチェックしてもいいと思います。パラパラ見た感じでは読みやすかったです。
…と書きましたが、残念ながら2010年度版は諸般の事情でテキスト、過去問、横断本、全て販売されないみたいです。残念です。
とにかくテキストに関してはこれ一冊で最後まで行くと決めて選んだ方が良いです。図や文章を何度も見て頭の中でイメージとして取り出せるようにするには複数のテキストを見るのはイメージが固まらないのであまり良くないでしょうから。
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---独学にノートは必要か
自分は作りませんでした。テキストに書き込めば十分なので。長期勉強ではいいかもしれませんが短期一発を目指すなら読むものが増えればそれだけ時間をとられます。それであればテキスト兼ノートとしてテキストに直接マーキングしたり余白に書き込みをしたほうがいいです。どこのテキストもそう言うのは心得ていて、ちゃんとテキスト自体に書き込めるだけの余白を取っている構成になっていますので思う存分書き込んで下さい。
もちろん要点を完璧に纏め上げてこのノートがあればテキストなんて要らないよ! 位のものが作れるのであればノートを作ってノートを繰り返し見るのもいいでしょうけど選択式問題に関しては問題性質上、それだと怖いので、やはり見る物はテキスト一本に絞るのがいいでしょう。
ある程度テキストも読んで問題集も繰り返してる、でも何度も間違えてしまってるって部分を抜き出して間違いノートとしてラストスパートでそこを固め上げるという風にノートを使うのは効果的だと思います。実際自分はノートでは無いですが、単語カードに終盤まで間違えていた過去問は書き出して隙間時間で復習していました。
終盤になる頃には自分の中で読まなくても分かる部分、曖昧になるけど読めば理解できる部分、まだ弱い部分がハッキリしてきて、分かる部分に関してはもう読む必要が無くなっているでしょうから、そう言う物の絞込みと言う意味ではノートは効果的です。なので勉強の"最初の内から"ノートを取る必要は無いのかなと思います。
ノート作るにもただ書き移すだけじゃダメなのよねぇ。テキストの文章を書いただけでやった気になって…。 何をノートに書いたかすら覚えてないこと多いものね。 |
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だったら教科書に教科書の文章だけでは分からなかった部分をインターネットで調べたりして それを補足として書き込んでた方がいいと思う。 |
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それでどうしても引っかかる部分や理解出来てない部分は終盤になれば浮かび上がってくるから それをまとめて自分用の弱点対策ノートを作るのがいいわね。無駄をそぎ落としたまさに自分専用の武器になりそう。 |
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………………う、うん…そうだね |
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(…どうせ終盤には引っかけにも引っかからず、理解できてない部分も無かったからノート 作ってないんでしょう…。ふぅ… これだから天才は…) |
---問題集について(択一式)
テキストだけ読んでもインプットだけです。試験に必要なのは素早いアウトプットになるのでそこはもちろん問題集になります。
問題集も
・テキストに沿った問題集
・試験予想問題集
・過去問
と、種類がありますがこれもネットで見て評判を自分で判断してという方がいいです。ただ数多く買っても6ヶ月と言う短期勝負ではとてもこなせません。
問題集で重要なのは「1回だけでたくさんの本」でなく「決めたものを何度も何度も」ですので。
とりあえず私の中で重みを付けるなら
過去問>>>>>テキストに沿った問題集>>>試験予想問題集
でしょうか。とにかく過去問をやるのは社労士試験を受けられた方全員が全員仰っていますが必須です。過去問を解くことなくして合格はありえません。
過去問は出題者の方たちがこの科目ではこういう問題を重点的に出しますよと言うメッセージを送っているのと同じですから、過去問で頻出のところは重点的にやる必要があります。
出来れば5年が多いですが出来れば7年、10年の方が問題傾向に沢山触れていいのですが6ヶ月と言う短期間で考えるて沢山回すことに着目するならば10年はキツイかも知れません。
もう一つ、過去問にも
・
択一部分が試験と同じ形式(5択1問)で出されているもの
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条文ごとに問題をまとめているもの
と、二種類あります。
初学者で短期合格を目指すなら条文別がいいと思います。普通の択一式形式はネットのサイトに沢山あります。実際の形式に触れたいならそれをしたり、模試を受ければいいのですし。
条文別のいいところは過去出た問題がその条文で固まっているのでどの部分を出題者がひっかけにしたり狙ってくるかと言うのが比較できます。大体同じ部分を狙ってきますので強烈な意識付けになります。
後の注意点として、解説がきちんとしているのはもちろんですが…
過去の問題も最新の法改正に対応・補正した問題に直してあるなども重要です。
改正以前の物であると数字など改正前の余計なものを覚えてしまい、迷いの元になります。それは短期決戦ではかなり無駄になりますので。
テキストに沿った問題集、これはテキストのアウトプットに必要だと思います。過去問では確かに頻出範囲などはカバー出来ますが実際に出る捻った問題と言う意味もあり、テキストの理解チェックという意味では今一歩ですので。
これは効率よいインプット、アウトプットと言う面から考えると、出来るだけコンパクトであればあるほど良いです。勝負はいかに隙間時間を使って学習できるかにかかっていますので家で落ち着いてやる状態でしか広げられないような大きなものはマイナスでしかありません。もちろん大きな物の方が自分には理解しやすくてフィーリングが合うよって方はそちらを選んだ方がいいでしょう。
試験予想問題集。これは正直私はやる暇が無く買っていないので分かりません。ただやらなくてもなんとかなります。実際私はなってますし。予想は所詮予想ですので、人次第で幾らでも変わってしまいます。ある意味応用と言う面になってきます。それであれば過去問とテキストに沿った問題集をキッチリやっておいた方が良いです。基礎が出来ての応用ですので。
あと、各校で行われている模試を受ければそれがそのまま最新の試験予想問題となりますのであえて市販の試験予想問題を買う必要は無いと思いますよ。
長くなりましたが私が使用したのは
過去問:クリックでリンクに飛びます
IDE社労士塾条文順過去問題集(1)労基・安衛(2010年度版)
IDE社労士塾条文順過去問題集(2)労災・雇用(2010年度版)
IDE社労士塾条文順過去問題集(3)徴収・労一(2010年度版)
IDE社労士塾条文順過去問題集(4)健保・社一(2010年度版)
IDE社労士塾条文順過去問題集(5)国年・厚年(2010年度版)
テキストに沿った問題集:クリックでリンクに飛びます
2010年版 出る順社労士 ウォーク問 一問一答カード 労働編 (出る順社労士シリーズ)
2010年版 出る順社労士 ウォーク問 一問一答カード 社会保険編 (出る順社労士シリーズ)
2010年版 出る順社労士 ウォーク問 過去問題集 (出る順社労士シリーズ)
条文別問題集は7年間の過去問を条文別にまとめたもの。補正もきちんとしてありネットの評判も良いです。
重要度や頻出度のランク分けなどがされていませんが同じ問題が集まっている部分は重要だと理解は出来ますし、過去問はこれ一択でいいと思います。
ウォーク問に関しては何よりも効率を重視しました。テキストのページ数が書いてあり検索しやすいなどのマッチング性を考えるならうかるぞの問題集だったのですが、ウォーク問は単語カードの大きさに切り取って持ち歩けると言うのが何を置いても見逃せないセールスポイントでした。
これであれば電車の中、ちょっとした隙間時間にも場所を取ることなく持ち歩けます。これに関しては他にもっといい問題集があったのかもしれませんが短期合格と言う点ではこれを上回るものは無かったです。
ちなみに、これ自体の評判自体も悪くないです。
LECの過去問に関してはなぜか去年は2009年度版のウォーク問が出ませんでしたので買っていませんが、今年は出ていますのでチェックしてもいいでしょう。
5年分ではありますが重要度とか載ってるのでこの問題が重要なのかどうか自分の判断だけでは不安な方にはいいと思います。
去年ってLECさんは市販で過去問も出なかったし、一問一答カードも2月頃にならないと出なかったんですよね…。どうしたんでしょうLECさん。まぁ自分は2月勉強スタートでしたので問題はなかったのですが、過去問ウォーク問はあったら良かったなぁと思ってました。
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---問題集について(選択式)
これに関しては、何ともいえません。ただ、択一式と違って選択式はどの部分を狙われるか傾向はありますが絶対では無いのでわかりません。
また、択一と違っていろんな部分から問題が出るのではなくほとんどは1科目の中で、ある1部分のみと言うことが多いです。
なのでそこをやっていない場合、他の問題で稼ぐと言うカバーが効きません。尚且つ、5問の内2問しか取れなければ救済を除いてそこでアウトなので本当に神経質になる必要があります。
また、教科書をやって択一とかの問題をこなして理解していれば選択も問題ないという人もいますが、それだけでは厳しいと感じます。選択は似たような言葉が選択肢にいくつも出てきます。教科書を"一語一句完璧に"覚えた方ならもちろん大丈夫ですが大体の方は意味を理解してフィーリングで。と言う方がほとんどなのでいざ似たような言葉を並べられると本当に迷います。
ですのできちんと選択式に特化した問題集はやっておくべきでしょう。出来れば労働、社会保険と分かれているボリュームのあるものをやった方が良いです。
私はLECが出している選択式問題集を買いましたが中身はボリュームがあって満足だったのですが大きさが大きすぎて外では持ち歩けずかなり困りました。ジャンプくらいの大きさです。
正直ポケットサイズに出来るだろって文字の大きさでしたし、前年は小さかったみたいですので理解ができませんが、来年の方には持ち歩きに困らないサイズにしてあげて欲しいです。
……と書いていたら、どうやら持ち歩きに困らないサイズが販売されました。
2010年版 出る順社労士 ウォーク問 選択式マスター (出る順社労士シリーズ)
クリックでリンクに飛びます
なら
去年だしてよー! なんで去年(2009年)だけ問題集の発売時期とかサイズとかメチャクチャだったんだろう…
あ、でも一冊になったんですね。ページ数が倍なんで単純に合体か…とりあえず押さえておくといいと思います。去年こう言うのを出して(以下略
ちなみに時間のある人は…去年だと市販のは大原さんのところが選択式問題集4冊に渡っていたので一番量がありましたが今年はどうでしょうね。ページ総数では去年のLECの通販の2冊合わせたのとそんなには変わらないですけど、LECのはとにかく大きかった…(そればっか)
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---テキスト、問題集を購入したら
まず何よりも第一にすることは、出版社のサイトで誤植、改正による補正・修正を調べてそこを修正です。短期決戦において古いものを覚えてしまうのは無駄以外ありませんので。その後の法改正は購入時点ではどうしようもないので逐一出版社のサイトはチェックして改正情報は手に入れておいた方が良いです。
---その他補助的なもの
意外に役に立ったのが
マンガはじめて社労士〈平成22年受験用〉 (ゼロからわかる法律入門シリーズ)
クリックでリンクに飛びます
マンガはじめて社労士 一般常識 (0からわかる法律入門シリーズ)
クリックでリンクに飛びます
内容としてはここに載ってるのは基礎の基礎です。これを読んで合格するわけはありません。ただ、勉強序盤のテキストを読むインプット作業はどうしても脳に負担がかかって集中力も続きません。そんな時に読むと骨休めをしながら基礎の基礎部分の復習が出来ました。あくまで骨休めくらいの物なのでテキストガッツリ行って疲れもしませんと言う方には不要でしょう。休憩時間に他の漫画を読むくらいなら・・・です。
後は
iPod 社労士 音声学習講座―通勤・通学時間でうかる! 平成22年度版 クリックでリンクに飛びます
の音声ダウンロード。資格学校の普通の授業を受けないと決めていた自分には大変役に立ちました。これもこれだけで合格を取れるほどカバーはされていませんが結構へぇと思うこともあり役立ちました。やはり読むだけの独学と聴くという作業があるかないかではかなり効率が違います。あとこれは自分は試験前の最終追い込み時期に大変役立ちました。それは別のところで。
無料でダウンロード出来ますが、まぁテキストを購入されて聞いた方がテキストと対応しているので効果はあるでしょう。ただメインテキストにするにはテキストとしては弱いと思うので補助的なものとするのがいいのかなと思います。あくまでメインは音声ダウンロードです。倍速にして携帯プレーヤに入れれば電車の中で復習が出来ます。これは序盤はかなり大きいです。
※無事合格できたら購入されていない方もお礼の意味を込めてテキストを購入するといいかもしれません。自分もありがとうございますの意味を込めて合格後テキスト買いました。
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録音は結構めんどくさいですが一度録音してしまえば後は聞くだけですし我慢です。家で一人でしゃべり続けるのは恥ずかしいかもしれませんが合格のためにはそんなことは無視です。恥ずかしさなど捨ててください。これは自分で録音する内容を完結にまとめると言う行動をしてる事自体が非常に良いことです。理解してまとめなければなりませんのでその分、録音時に頭の中にはその整理された物があるということになりますので。
60歳代前半の在職老れ、あっ …もう、録音し直し |
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…… | |
平均標準報すー…くっ |
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……… | |
全部繰り上げには経過的加算額…あ、経過的加算相当額だ… 録音し直し! むきゃー!! 終わるかー!! |
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(別に売り出す訳じゃないし、自分で聴くだけなんだから 多少の言い間違いくらい言い直してスルーすればいいのに… ) |
---横断学習本について
横断式学習については本も一杯出ています。科目別の学習が縦のラインならば横断式学習は横のラインというイメージですね。各科目で共通している項目(異議申し立て期限など)について並べて勘違いを防止って感じでしょうか。横断学習をしていたおかげで合格できましたって方もいるくらいでかなり社労士では有名な学習法ではあります。
さて、自分は一応横断式の本は買いましたし、パラパラと見ただけですが1周はしてみました。ただ、やったのはその程度です。横断学習は絶対重要だと言うのは見ていましたので自分もその認識でいましたが、正直なところキチンと各科目テキストで押さえていれば必要ないかなと思います。
横断部分だけ見ても正直あまり自分は頭には入ってきませんでした。ただ横断本は持っておいたほうがいいと思います。過去問などをやってるとあれ? これはこれじゃなかったかなと他の科目の物と混乱する時がありますのでその時のチェックには大変有効です。前にも書いてある通り、テキストをバラバラにしているのでその都度出して、バラバラとは言え、一科目100ページの中から該当箇所を見つけるのも面倒ですし、それをするためには常に手元にテキスト全てを持っていなければなりませんし。
そんな時に横断本があると便利です。被保険者の範囲だったり、何かの有効日数だったり、提出期限だったり、そう言うもののチェックには大変有効です。
ただ、横断本を一からジックリとやっていく必要は無いとは思います。と言うか多分そんな時間はないかと。やるならテスト直前期に一度パラパラ一通りチェックしておいてここがまだ弱いと言う部分にマークしておいて直前にそこを見てチェック固めとかに使えばいいかなとは思います。